SHURE からポッドキャストマイクロホン「MV7」が発表されました。事前のティーザー広告には「細かい調整は全てマイクロホンに任せましょう」というキャッチフレーズが添えられていましたが、一体どんなマイクなんでしょうか。
「SM7B(過去記事参照)」にインスパイアされた‥‥と言うだけあって、スタイリングは「SM7B」に似ていますが、サイズは若干小ぶり。好みに合わせてブラックとシルバーから選べるのも嬉しいところです。
ここで簡単に「MV7」の特徴を挙げてみますと‥‥
● ユーザーの声だけを収音(バックグラウンドノイズや室内ノイズを抑える)
防音設備のない部屋で収録する場合、1番問題になるのがバックグラウンドノイズや部屋鳴りですが、このマイクはその点に優れた特性を持っているようです。
● 3.5mm ヘッドフォンジャック搭載
マイク本体にヘッドフォンジャックがついているので、自分の声をモニターしながら喋る事が可能。また、無料のデスクトップ用アプリを併用すれば、BGM や Skype などの音とミックスしてモニターする事もできるようです。
● USB 出力と XLR 出力を装備
USB でパソコンにそのまま接続できるので、オーディオインターフェイスが不要。ミキサーなどの機器に繋ぐ場合は XLR(キャノン)を使います(オフィシャルサイトには「USB と XLR の同時接続が可能」とありました)。
● マイクゲイン、ヘッドフォン音量、モニターミックスをタッチパネルで調整可
マイクゲインやヘッドホン音量、モニター出力のバランス調整など、通常はオーディオインターフェイスが担う部分を、マイク本体で操作できるようです。
● デスクトップ用アプリで様々な設定が可能
マイクと口元の距離が設定できたり、声質を「ナチュラル」「ダーク」「ブライト」から選べたり、EQ、コンプレッサー、リミッターなどのエフェクトが掛けられたりと、無料のデスクトップ用アプリをダウンロードする事によって、機能を追加する事ができるようです。自分好みに細かく設定したい場合は「マニュアルモード」、用途に応じた最適な設定をマイク任せにしたければ「オートレベルモード」と使い分けができる点もいいですね。
さて、気になる「MV7」の価格ですが、Amazon でチェックしてみましたら、この記事執筆時点では「¥31,680」となっていました。大先輩の人気機種「SM7B」の5万円超という価格に比べれば、随分リーズナブルに感じられます。
◆ SHURE MV7(ブラック)
◆ SHURE MV7(シルバー)
◇ SHURE SM7B
※「SM7B と MV7 どっちを選べばいいの?」という方には、英語の記事ですがコチラのページが参考になるかも知れません。