モチベーション・アップにつながる機材のお話(マイク&オーディオインターフェイス編)

今回は収録機材のお話です。その気になればスマホだけで録音から配信までできてしまう時代ですが、中には「プロっぽい機材でモチベーションを上げたい」という方もいらっしゃるでしょう。今回はそんなアナタにドヤ顔必至のマイクとオーディオインターフェイスをご紹介します。


これはあくまでも筆者の印象ですが、日本に比べ海外には「プロ志向」のポッドキャスターが多く、機材もかなり本格的だったりします。そんな彼らの収録環境をリサーチしてみますと、まるで判で押したように共通のツールが使われている事に気づきます。特にマイクについては顕著で「ほぼ9割方コレじゃない?」ってぐらい人気なのが、アメリカの老舗メーカー SHURE の「SM7B」というマイクです。


やたら太くて厳ついマイクですが、放送・音楽業界からの信頼も厚く、前身モデル「SM7」はマイケル・ジャクソンの大ヒットアルバム「スリラー」のヴォーカル録りに使用された事でも有名だったりします。さすがにちょっと高価ですし、はたして「ポッドキャストにこのスペックが必要か?」と言われれば、いささか疑問だったりもしますが、多くの海外ポッドキャスターたちが鼻高々で使っている事から考えても、このマイクに何らかの特別な魅力が宿っている事は間違いなさそうです。

ちなみに「あたしゃモチベーションよりコスパ重視なのよ」という堅実派のアナタには、同じく SHURE の「SM58」がオススメ。ゴッパーの愛称で知られる SM58 は「世界のスタンダード」と言っても過言ではないほどの定番マイクです。素直な音と手頃な価格、そして何より丈夫で長持ち(これとても大切)。


さて、次はオーディオインターフェイスです。USB マイクをお使いの場合には必要ありませんが、前述の「SM7B」や「SM58」をはじめ、一般的なダイナミック型マイクやコンデンサーマイクを使う際は、オーディオインターフェイスを経由してパソコンに繋ぐ必要があります。オーディオインターフェイスにも様々な機種があって、どれを選べばいいか迷ってしまいますが、今回は Forcusrite の「Scarlett」をプッシュさせていただきます。


Forcusrite はスタジオユースからホームユースまで幅広い支持を集めているメーカーですし、なんたってシャア専用みたいなこの赤いボディーにワクワクするじゃないですか♪ Scarlett シリーズには「入力/出力」の数によっていくつもの機種がありますが、使用マイク1〜2本程度の小規模な収録なら「2イン/2アウト」の「Scarlett 2i2」あたりが狙い目かと思います。

さて、今回はイメージ先行でチョイスしましたが、実は今回ご紹介したアイテムはどれも品質、実績、信頼性などの面で高い評価を得ているものばかりなので、今後のポッドキャスト・ライフの参考にしていただければ幸いです。