最近この ZOOM というメーカーは、音楽だけに留まらずポッドキャスト系の商品開発にも積極的なようです。実は筆者のまわりにも2019年に発売された「LiveTrak L-8」を愛用しているポッドキャスターが何人かいますが、今回その人気機種「LiveTrak L-8」の対抗馬に成り得る新製品「PodTrak P4」が ZOOM からリリースされました。
「LiveTrak L-8」と「PodTrak P4」のコンセプトの違いは、商品のキャッチフレーズにハッキリ現われています。ZOOM のオフィシャルサイトを見ると「LiveTrak L-8」のキャッチフレーズは「ポッドキャストに、ミュージックに。」、かたや「PodTrak P4 」の方は「ポッドキャスターのための究極のレコーダー」とあります。
先行の「LiveTrak L-8」には、ギターやベースなど楽器を繋ぐための端子が装備されていたり、コーラス、ディレイ、リバーブなど8種類のエフェクターが備わっていたりと、音楽側に寄せたコンセプトとなっており、ポッドキャストだけに特化した使い方をするのであれば、機能を絞った「PodTrak P4 」の方が使い勝手がよさそうです。
【 LiveTrak L-8 と PodTrak P4 の主な共通点 】
● 複数のマイク入力を装備(LiveTrak 6つ/PodTrak 4つ)
● 複数のヘッドフォン出力を装備(LiveTrak/PodTrak 共に4つ)
● 入力チャンネルごとに別トラックへの録音(マルチトラック・レコーディング)が可能
● Skype などを使ったリモート収録に対応
● ジングルや BGM などの「ポン出し」に便利なサウンドパッドを装備(LiveTrak 6つ/PodTrak 4つ)
● 乾電池での駆動が可能
収録環境や配信スタイルなどによって、選ぶべき機材は変わってきますが、もし今あなたが「手軽に持ち運べるコンパクトなマルチトラック・レコーダー」をお探しなら、間違いなく「PodTrak P4」は選択肢の上位に食い込んで来るんじゃないでしょうか。ちなみに Amazon で確認してみたところ、この記事執筆時点での価格は「LiveTrak L-8」が39,600円、「PodTrak P4」は25,000円となっています。
※ 参考サイト/ZOOM オフィシャルサイト「ポッドキャスター」