Spotify が Anchor を買収したことで、ポッドキャストと音楽の関係に変化は訪れるのだろうか?

音楽ストリーミング・サーヴィス「Spotify」が、ポッドキャストのホスティング・サーヴィス「Anchor」を買収したというニュースが飛び込んできました。Spotify は今回「Gimlet」というポッドキャスト大手のサーヴィスも傘下に収めたようですが、1度に2社も買収するとはなんと大胆な。


さっそく Anchor ユーザーからは、今回の買収によって「サーヴィスが有料化されてしまうのではないか」と危惧する声が多数あがっていますが、Anchor は「安心してください。これからも今まで通り無料ですよ。」とコメントしています。

Anchor も Spotify も音声配信のマネタイズに対しては、積極的に取り組んでいるようですが、今回 Anchor がオフィシャルブログで公開した「Anchor is joining Spotify」という投稿の中にある「両社の使命は完全に一致している」という一文の、「使命」という言葉が具体的に何を指しているのかが気になるところです。

Anchor はポッドキャストのホスティング・サーヴィスでありながら、Apple Music や Spotify と連動し、コンテンツに音楽を取り込むためのユニークなアプローチを行なってきました。個人的には今回の縁組みによって、今後ポッドキャストと音楽の関係がより親密に、そしてボーダレスになって行くことを強く願っています。