Whooshkaa の配信解析は、なかなかの優れもの。

前回の投稿で「番組がどんな聴かれ方をしているのかを正確に掴むには、配信の源流であるホスティング・サーヴィスで解析すべき」と書きました。しかし、有料のサーヴィスにはそれなりの解析データを提供している所もありますが、無料で使えるホスティング・サーヴィスで‥‥となると、筆者の知る限り、今のところオーストラリアの Whooshkaa だけに絞られてしまいます。

というワケで、今回はその Whooshkaa の解析内容を、筆者の配信している番組を例にとって解説してみましょう。

まずは「どこから聴かれたか」を示す「国別」「町別」の聴取回数


日本語の番組でありながら、国外からも結構聴かれている事がわかります。
次に「どんなデバイスで聴かれたか」を示すグラフ


これを見ると、スマートフォンで聴いている人が6割以上、そしてデスクトップ・パソコン、タブレット、スマートホーム(これはいわゆるスマート・スピーカーの事かな?)と続きます。
次は「どの OS で聴かれたか」のグラフ


Other が6割を占めているのがちょっと不可解ですが、続いて Mac OS、iOS、Fedora、Windows、Android、Amazon Echo となっています。
次に「どんなアプリで聴かれたか」を示すグラフ


ここでも Other が7割近くを占めていますが、興味深いのはリスナーが聴取に使ったスマホのポッドキャスト・アプリです。Apple の純正アプリ Podcasts for iOS がトップですが、Downcast も人気のようです。続いて Stitcher、Podcast Addict、Overcast、gPodder など。あとは TuneIn、Player.fm、RadioPublic などでストリーミング再生されるケースも僅かながらあるようです。

こうした解析結果を知ったからと言って「何がどうなる」というものでもありませんし、いたずらに数字ばかり気にし過ぎてもロクな事はありません。が、配信者は時として「暗闇に石を投げている」ような気分になるものです。けれど、世界のどこかにたとえ1人でも2人でも「自分の番組を楽しんでくれてる人がいる」とわかれば‥‥ね。