えっ! ホントなの? 超爆発的なポッドキャストの勢い

「まぁ 増えているんだろうな」とは思っていましたが、Fast Company の「Apple’s podcasts just topped 50 billion all-time downloads and streams」という記事を読んで驚きました。ポッドキャストの勢いがこれほど爆発的に増しているとは‥‥。


Apple の iTunes がポッドキャストに対応したのが2005年。この記事によれば、その9年後の2014年に70億、2016年には105億、昨年2017年には137億ダウンロードに達した‥‥とあります(この数字は1年ごとのダウンロード数ではなく、おそらくスタート時からの累計ではないかと思いますが)。そしてナント今年2018年3月に500億超! 昨年以降の伸び方が尋常ではありません。

ただ、この記事を注意深く読むと、2016年までは「ダウンロード」という言葉が使われていますが、2017年以降は「ダウンロードとストリーム」という表現に変わっています。もしかしたら2016年から2017年にかけて、カウント方法が変更になった可能性もありますが、それにしてもこの爆発的な伸び方にはビックリです。Apple が把握しているだけでもこの数字ですから、Apple 系のサーヴィスを介さずに配信されている番組まで含めれば、もっと多くのコンテンツが届けられている事になります。

2005年当時のポッドキャストは「パソコンありき」の媒体でしたが、スマートフォンの普及とともに聴取スタイルも激変しました。最近ではスマートスピーカーや AI スピーカーなどと呼ばれる新しいデバイスも参戦し、Spotify や Google Play Music などの音楽ストリーミング系のサーヴィスまでもが、ポッドキャストのコンテンツを取り込む動きを見せています。

ま、楽しみ方の選択肢が増えて、リスナーの裾野が広がって行くのは大歓迎なんですけど、コンテンツを作って配信する側の我々ポッドキャスターも、ちゃんとアンテナを立てて常に情報収集をしていないと、アっという間に時代の変化に置いて行かれちゃいそうで、なんとなく怖ろしい気もします。