ナマ配信の強い味方!「ポン出し」機能搭載のオーディオ・インターフェイス。

ネットラジオの生配信中には、テーマ曲を流したり、ジングルを挟んだり、効果音を入れたり‥‥そしてもちろん喋ったりと、とにかく「その時」「その場で」すべてを判断し、操作しなければなりません。ポッドキャストのように「後から編集で何とかします」が通用しないイッパツ勝負の世界なのです。

そういった煩雑なオペレーションをこなしつつ、リスナーから寄せられるメッセージをリアルタイムで拾っていく。それら全部をひっくるめて「ナマの醍醐味」なワケですが、アレやコレやの操作に気をとられて肝心のトークがおろそかになってしまっては元も子もない。なので配信システムはできる限りシンプルにしておきたいもの。


「今だ!」という時にボタンを「ポン!」と押すだけで、思い通りのジングルや効果音を流したり、声にエコーがかけられたらなぁ‥‥なんて思ってたそこのアナタ、うってつけのアイテムがあります。今回紹介するのは TASCAM の「MiNiSTUDIO」というオーディオ・インターフェイスです。7,000〜10,000円という比較的お手頃な価格帯ながら「ポン出し」から「エフェクト機能」まで備えた、まさにナマ配信にもってこいの秘密兵器であります。


この「MiNiSTUDIO」にどんな機能があって、どうやって使うのか‥‥などはこの「Podcastage」さんの YouTube 動画をご覧いただければだいたいわかると思いますが「英語だから何喋ってるかわかんない」って人も、ポン出しやエフェクトをレヴューしているうちに「ラジオDJ気分」に火が着いちゃってる彼の表情を見れば、コレがいかに楽しいオモチャ(いや便利な道具)であるかがご理解いただけるでしょう。


この「MiNiSTUDIO」シリーズには、マイク入力が1つの「PERSONAL」と、マイクが2本まで使える「CREATOR」の2種類あります。それぞれの仕様を見比べると、マイク入力数の他、楽器用の入力やライン出力、内蔵マイクの有無などに違いがあるので、その辺りが気になる人はしっかり比較検討する事をお薦めしますが、マイク1本で1人喋りのネットラジオをやるだけなら「PERSONAL」で充分だと思います。

今回は「ナマ配信」に的を絞って説明しましたが、もちろんポッドキャストの収録にも威力を発揮する事でしょう。編集の段階で音を差し込むのではなく、ポン出ししながら録音すれば「編集に時間をかけたくない」「編集なんかしたくない」というポッドキャスターにとっても強い味方になってくれるんじゃないでしょうか。

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サウンドハウス なら Amazon より安いかも‥‥